先日、母の和服買取で、ヤマトクさんに申込みした記事を書きましたが、大きな段ボール箱1つに15枚以上の和服、帯、羽織に喪服・・・と詰めて送って、無事に到着した旨のメールも届きました。
とにかく、燃えるゴミに出すのも大量すぎて重すぎ、段ボール箱に詰めて宅配業者に電話すれば自宅まで引き取りに来てくれるので、その点では非常に楽に着物を処分することができました。
査定価格はいくらぐらい?
で、あとは気になるのが査定価格。
ほとんど不要!ってことで、それでも捨てるよりは多少お金になるかなぁ・・・なんて淡い期待もだんだん生じてくるのが人間です。
そういえば、母が自慢にしていた留袖も、布はいいものだったようだし、一張羅の帯は金色でこれは多少お金になりそう。
あと、総絞りの着物もあるし、浴衣も袖を通していなかったしな。。
10000円超えるか超えないか?
その他は二束三文としても・・・まぁ、10000円くらいにはなるんじゃないでしょうか?
だって、元値は反物で買っても20万円超え。
母は和裁ができたので、自分で仕立てられたので反物価格でゲットできたのですが、着物としてならもっとお高いわけだし。
そんなことで、10000円超えるか、超えないか?で自分の心の中で小さな賭けをしていたのです。
超えたら金運良し!ってね。
衝撃の査定価格はなんと・・・
さて、そんな小さな期待のうちについに!査定価格がわかる時がきました。
メールで査定終了の連絡が届いたのです。
査定終了すると、HPのMyページにログインすれば査定価格や明細を見ることができるのです。
さぁて、いったいいくらになるのでしょう?
と期待しながら見た査定価格はなんと!
0円だったのでした。
ちょっとそれはないと思う
一瞬、「え?」っていうのが第一感想。
で、その後だんだんムッとしてきました。
わかってはいるのです、80超えの高齢者の和服なんてよほどの名家でもない限り、人間国宝級の反物なんか持てないってことは。
でも、買った反物はそれなりにお高かったし、せめて100円くらいの査定はあってもいいのではないでしょうか?
手に入れたら価格暴落の現実
って、100円でも0円でも、同じみたいなものでした(^^;)
私がイラッときたのは、買う時と売る時の価格があまりに違うっていう現実なのかもしれません。
物は手に入れた瞬間に価値が0になってしまう無常・・・つくづく実感として感じたのです。
これはダイヤなどの貴金属もそうです。
ダイヤの立て爪リングだって軽く4~50万円はするけど、売ろうとすると1割の4~5万円がせいぜいだそう。
物の本当の価値はその人の思い入れのみ
結局、宝石も着物も・・・手に入れるときが最高値。
せめてブランド品だけはなんとか最低価格を維持できますが、それ以外は個人の思い入れしか価値は無いのです。
そう考えると・・・思い入れがしっかりあれば、メッキの指輪だって人工真珠だって、立派な宝物。
そんなレベルなら結構持ってるけど、あんまり慰めにならないよな・・・
とつぶやいた、ガッカリの管理人でした。