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前回、たまたまこのブログ名と似ている名前のマンガを見つけた記事を書きました。

昭和オトメお伽噺」ですが、レンタルして5巻全巻読了しました。



少年マンガなのに少女マンガ風



まぁ、少年ジャンプ掲載のマンガなのにほぼ中身は少女マンガと思うんだけど、多少ヒロインの少女時代がロリコン心をくすぐりそうな市松人形みたいなかわいさだったり、あの時代にしては巨乳だったり・・・と男性の目を癒やす風なのがそれらしいと言ったらそれらしいかも。

で、その彼女が将来を誓った幼なじみの少年と訳あって3年、離れることになり、再開してお話が進みます。

大好きな彼と同居した彼女が家事で難儀



離別していた間に殺人狂な養母のせいで暗い性格に変わってしまった彼をそれでも諦められず、また彼も川に落ちた彼女を思わず救ってしまったり・・・と内心では恋心が消えたわけでは無さそうです。

彼女は継母に長年虐待されていましたが、見かねた彼が継母を怒り、喧嘩になった際に彼女も継母を引っぱたいて家を出ました。

そんな彼女を自分の住む映画館に置くことにした彼ですが、彼女としては感謝の気持ちで家事をやると宣言


が、しかし。華族のお嬢様だった彼女にまともな家事ができるわけも無く・・・

できあがった朝食のまずさに泣いてしまう彼女を「不器用な所がかわいくて仕方ない」と思わず抱きしめてしまう彼ですが・・・

まぁ、好きなら相手がどんなことしてても可愛く思えるのが恋なんでしょう

家事修行を頼み込む彼女の言葉がいい



でも彼女としてはこのままではいかん・・・ということで、花嫁修業として家事を教わることにします


この頼みをするとき、「彼に美味しいものを食べさせてあげたい、いい着物を作ってあげたい、居心地いい場所を作ってあげたい・・・」と熱く思いを打ち明けるのです。

この「好きな人に美味しいものを食べさせてあげたい」というシンプルな言葉に妙にジーンとしてしまったワタシ。

愛情の搾取とかではなくて・・・



だって、女性も活躍を求められる現代は・・・「家事は男性も協力して」とか、「愛情の搾取はイヤ」とかいう風潮ですよね?

好きならやってくれる・・・と期待しないで!ってのが現代のトレンドなんだけど、返って昭和時代の「好きだからやってあげたい」がとても素敵に思えたのです。

家族に暖かい家事したいね!



家事は生活していくのに欠かせない活動であるはず。

そして元々は愛する家族に美味しいものを食べさせたい、いいものを着させたい、居心地良い家でくつろいでもらいたい・・・そういう愛に基づくものだったはず。


もちろん、すべての家庭がそうである理想郷では無いことはわかってますが、もし本当に好きな人と家庭を作っていくなら、自然にそういう思いが出てくるのではないでしょうか。

今一度、自分の生活と家族と家事、よく見直して暖かい家事を心がけたいものです。