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昨日、気になった書籍を購入してきました。


それが今日のタイトル「プルーフ・オブ・ヘブン」、アメリカの脳神経外科の先生が書いた本です。



確か数年前に世界中で話題になったもので、内容は彼の臨死体験を脳神経外科医の視線で冷静に分析しつつ、



「人間の意識は死後も続き、あの世もある」みたいなことを詳細に語っているのです。



臨死体験とか、あの世があるのか?っていうテーマは私も年齢柄、気になるところ。


というか、だんだん死を意識せざるをえない年齢になってきていますので、面白半分・期待半分で購入したのでした。



著者のエベン氏はある日、急に強い頭痛を感じ、救急車で病院に。



かれは大腸菌?による髄膜炎を発症しており、急激に状態は悪化します。



そして7日の間、意識も無く自力呼吸もできず、死を待つばかりの状態で家族たちは悲しみに暮れていたのでした。



が、彼の意識は暗闇の中から強い光のドアをくぐって目の覚めるような美しい世界へと登っていったのです。



彼のガイドとなっていたのは美しい青い目の女性。



そして神ともいうべき、大いなる意志と出会い、この世とあの世のしくみや、摂理をテレパシーのような意志疎通で知らされたといいます。



あの世の旅にすっかり地上の家族も忘れていたエベン氏でしたが、最後に家族・・・特に幼い息子の顔が浮かび、地上へと引き戻されたのでした。



この世ではほとんど亡くなる直前という体制で、家族を呼び、牧師を呼び・・していて、急に彼が目を開けたので大騒ぎになります。



髄膜炎で大腸菌に脳細胞を損傷されているため、元に戻ることはほぼ無いはずなのに


エベン氏はだんだんと記憶を取り戻し、と同時に臨死体験の記憶もまざまざと思い出すことができるのでした。


ここまでなら、いわゆる臨死体験ということで、非常に長い時間、臨死状態であっただけかもしれないのですが



一つ、不可解なことがありました。



それはあの世のガイドだった美人女性はあの世で初めて会った人なのですが、その後、彼女はすでに亡くなっていたエベン氏の別離していた妹だったのです。



これがある意味、証拠みたいなものとして印象深いものがありました。



エベン氏は脳神経外科医ですので、髄膜炎で意識が無かった自分は大脳皮質が完全に働いていなかったといいます。



なのにありありと臨死体験で映像が見え、音が聞こえ・・・


それって脳は介在していないのに意識が感知できたってことですよね?

 

つまり、彼は意識は脳が作り出すものではないというのです。


むしろ、脳は意識を個人の体内に閉じ込めた錯覚を持たせる装置であると。



非常に不思議な話ではありますし、どこか怖い感じもしました。



読後はあなたの知らない世界を垣間見たようで、なんとなくびくつくワタシ。


あの世はキラキラで楽しいよ♪みたいな軽い感じを期待してたのですが、違うんだもん。



現世は醜いことも多いし、理不尽な事も多いけど、それでも今まで生きている世界には誰しも愛着があるものです。



ちょっと心理的に不安気分だったので、こういうときはモンゴメリの作品を読むに限ります。



「アンの村の人々」を取りだして何篇か読んでいると、地に足がついた感じがしました(笑)。



モンゴメリ作品は日常のささやかな生活が丁寧に紡ぎだされています。



なので、こわい話を読んだときは気分を明るくできるのでおすすめなのです。



ということで、ちょっと怖いプルーフ・オブ・ヘブンですが怖い物見たさの人にはおすすめです。