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今朝ふと昔の朝の一コマを思い出しました。認知症の母と口喧嘩で気分がいまいちのワタシ。


なにかにつけてワガママな顔が現れて、すぐ



「デイサービス、やめる!」って繰り返す認知症老人が家族にとってどれだけ迷惑者であるか、ご存じですか?


家族だって、週に2~3日は認知症ババァから解放されてまっとうな一日を過ごさないと、精神的にまいってしまいますからね。


認知症発症前は、常識的に話が通じた母ですが、認知症のせいか?あるいは歳を取ると子供のようにワガママになるのか?



とにかく、人間の素というのが現れてきて、実の家族でさえうんざりすることの連続です。



きっと、こんな素を良識とか常識とか、自制する力が脳にあったときは普通に常識人として生きていたのでしょう。



それがストッパーが外れると・・・


こんなにも人生の最期で醜くて、嫌われ者になってしまうとは、この世はホントに辛い修行の場というのは実感する次第。


私もどちらかといえば、我慢して自制する人間ですが、もし認知症になったら・・・


やはり、我慢していたものができなくなって、周りの人に鼻つまみ者になって人生の終わりを迎えるのかな?


だとすれば、多少人生が短くても、認知症以外の病気で亡くなったほうが精神的には楽な気がしています。



こんな私が理想とする認知症の高齢者は、
ニコニコして何も言わず、手間のかからない老人。


なんでも周りのするがままで、迷惑をかけないようなボケ方をしたいじゃありませんか?



昔は縁側で、こっくり昼寝しながら一日中過ごす、ちょっとボケたおばあさんはあたりまえの存在でした。



でも、あのあたりまえが、今はなかなかできない時代。



認知症は進むと、怒りやすくなったり、ワガママになったり、


とにかく人の言うことを聞かなくなっていきます。


自分一人では何もやっていけないくせに、怒ってばかりのボケ老人なんて、早く死んでほしい存在以外の何物でもありません!


 

ということで、私も母には今後、必要なこと以外は口をきかないで生活していくことにしました。


家が居心地いいと思ったら大きな間違いなんだからね。


いわゆるプチ介護放棄ですが、自分が生きるためにはある程度は仕方がありません。



いっそのこと、早く認知症が進んで、何も言わずに一日ボーっと寝ているようになってほしいものです。


そんな日が来ることを夢見ながら、ちょっとグチグチしていた・・・あの日々


今は昔ですが、大変だったあの頃もやがては思い出に変わる。。ちょっとしんみりした秋の終わりでした。