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森友学園に続いて加計学園、さらには国際医療福祉大学まで名前が出るようになった特区の大学設置・・・



裏で利益を得ていた者がいるのか、いないのか?はさておき、


あちこちにいろんな私立大学ができているもんですね。


ふと、4、5年前に仕事で行った地方私立大学を思い出してしまいました。


そこも、広大な土地はあるけど交通の便も悪くて、私鉄がやっと1本あるのですけど、駅から15分歩くと立派な校舎が見えてきます。


あたりは大学ができるのを当て込んだように住宅街になっており、綺麗なのですがスーパーとかお店はあまりありません。



同僚と


「こんな環境なら、学生は遊ぶ所無いから勉強にはいいかも」などと無責任なことを話しながら歩いたものでした。


大学の施設もできたてで素晴らしく、最新の技術を学ぶことができるのです。



あとで調べてみると、新設大学だからでしょうか?


偏差値的にはかなり楽でして、自分の受験時代を考えると学びたい者にとってはいい時代になったものだと感心した次第です。


が、しかし。



昨今の新設大学にまつわるニュースを耳にしていると、また別の感慨が沸いてくるんですね。



それは、私が感じた「誰でも、やりたい研究を学べることに対するかすかな疑問」とでも言いましょうか。。



最先端の研究をしたい、人気の学部を受けたいと言う場合、考えることは皆同じですので、そんな学部で有名大学、あるいは高偏差値の大学の入試は非常に厳しいものとなります。



私達昭和乙女世代は、現在のように多くの私立大学はありませんでしたし、行きたい学部や大学にこだわっても、不合格という厳しさもあったのです。



大学受験で、希望の挫折がありえたわけです。


それが今は大幅に緩和された・・・



それ自体は夢のあることですが、その先はどうでしょう?



大学卒業後、学んだことを生かして仕事をしたくても、最終的にはその分野でより実力のある伝統大学や有名教授のいる大学で学んだ者から順に希望がかなえられていくのではないでしょうか?



実際、新設の薬学部などでは定員割れや国家試験合格率が低いなどいろいろ問題も出てきているみたいですし。



そしてあらゆる大学に税金が毎年、投入されていくわけです。



地元は大学誘致できれば、地域がにぎやかになるという期待を持ってのことでしょうけど、少子化が進む今後、


大学は増設より淘汰されていく方向なのではないでしょうか?


きっと、あと2~30年後はあちこちで大学の淘汰が始まると思います。



そのとき、私達は何を思うのか?



「当時は後先考えずによくもお金かけてこんなに大学作ったよね(怒!)」とか



「大学設置でゼネコンも儲かったでしょうね」などと恨み節が聞こえそうな気がしませんか?



一昔前はかんぽの宿など、厚生省で年金財源の保養施設乱が問題になりましたが



結局のところ、その頃と本質は何も変わっていないのかもしれない・・・


未来の子供達に「ごめんなさいね」と心の中で謝りたくなった蒸し暑い午後でした。