先日、書店に行きましたら、中野社長の新書本が目に留まりました
中野社長とは、Myセゾン投信の社長さんです。
定期的にインデックス投資や資産運用に関する書籍を出しておられるのですが、結構読みやすく&わかりやすいのでつい買ってしまうのよね。
ということで、今回も「退職金バカ」という新書本をゲットしてまいりました。
内容は、中野社長と
同世代の退職を感じ始める世代に向けての、資産運用と生き方に関するもの。
昭和乙女世代の私も同世代で、かつすでにリタイアしてる立場なわけですので
積立投資するには期間が短くない?という疑問があったので興味がありますよね。
中野社長は自身の山あり谷ありの社会人経験から
50代からでも、老後資金を貯めるのに遅すぎることはないので、日々運用に回すお金をねん出し、安心できる投資信託でじっくり運用するように力説しています。
確かに、50代だからって何もしないのは危機管理的によろしくありません。
わずかでも!(ここ自分に言い聞かせる)
積立投資して努力をすることが未来につながるのです(キリッ!)。
そして積立期間は定年までと決めず、80、90代と長く考えていけば50代からの資産運用でも十分長期投資になるというのです。
確かに80代まで資産運用なんて考えたことなかったけど、平均寿命から考えるとアリなのかもしれません。
ま、通常の資産運用の本には
「資産運用で、リスク資産は定年になったら縮小すること」っていう掟が書いてあるんですけどね。。
50代からでは、定年まででは期間が足りないということでしょう。
そしてなによりも、中野社長の50代のリアルというか、本音の部分が共感できるんですね。
50代にもなると、先が見えてくる・・・
会社でも、役員になれるごく一部の人以外は出向だとか、役職定年だとかでかなりやる気が削がれるという記述は思わずうなづいてしまいました(笑)。
セゾン投信の社長が、そんなごく市井の小市民の悲哀を知っているとは思わなかったぜ。
そこは、セゾン内で社内起業でセゾン投信を創業する前に彼が冷遇時代を送ったこもあるのかもしれません。
サラリーマンというものは、しょせん悲しい職業の生き物なのです。
だからこそ、仕事はそこそこにして、自分の定年後に向けて活動を開始せよっていう案は附に落ちるものがあります。
先が見えてるからこそ、自分の好きなように生きるべく努力していきたものです。
結論として、資産運用についてはセゾン投信をはじめとするインデックス投信で地道に運用しながら、自己実現を戦略的に考えるのが50代サラリーマンの賢い生き方ということです。
とても共感できるというか、普通の小市民の心の声をすくい取ったような優しい本ですので、
退職金を考えるついでに一読することをおすすめします。