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2、3年前にグリーフケアの講習会に行ったことがあります。


グリーフケアとは、亡くなった人への喪失感をケアして乗り越えるお手伝いをする・・・


そういった活動のこと。


親とか、連れ合い、子供に親友・・・など私達には失ってしまうと耐えられないぐらいつらいはずだ、と思える人がいますよね。


その万が一の時が来たら、皆さんは自分の行動が想像できるでしょうか?


私なぞは、生来ヘタレですので、きっとその場に座り込んでいつまでも呆然としているあたりまでしか思いつきません。



そういった人生で一番弱ってるときにもしかして縋れる蜘蛛の糸みたいなつもりで、グリーフケアの講習会に行ったのでした。



嘆き悲しんでいる人へのケアを学ぶってことは、自分がそのような立場に立ったときの対策にもつながります。



講習は、悲嘆のメカニズムとか、実際にグリーフケアに携わるカウンセラーの方々の体験談など具体的なことに及び、充実したものであった記憶があります。



そしてグリーフケアをする者は黙っていても、そばにいて見守り、話を聞くことが大切だと聞きました。


人は、悲しい時は誰かに話を聞いてもらって心の中を整理し、少しずつ立ち直っていくのです。



つまり、人はひとりでは生きられないものなのです。



さて、このグリーフケアはアメリカなど海外から入ってきた概念です。



もともとは、キリスト教の教会などでボランティア的に行われていたことを専門の技術職として扱い始めようとしたものです。



なので、グリーフケアの講習会に来ていた人の多くは看護師さんや医師、カウンセラーなどの職種の人が多かったようです。



そしてそれこそが、私が安心して講習に行けた理由なのです。


だって、看護師さんとか、医師、カウンセラーといったちゃんとした職業の人達対象なんですもん。



はっきり言うと、宗教臭くないから安心して行けたのです。


宗教って、日本ではあまりよく思われていませんよね?



実際、昼間に押し売りみたいにパンフレット持って怪しげな人達がピンポン押してきます。



もちろん、即刻お断りですが。



テレビを見ても、怪しい宗教じみた団体にお金を巻き上げられたとか、洗脳されたとか



数え上げればきりがありません。



つまり、日本では宗教って、半分詐欺まがいな感じのものになっているのです。


もちろん、おかしなことをしないちゃんとした宗教団体もあるのでしょうが、



それにしても、宗教に関して悪いイメージが付きすぎなのです。



宗教色のない、悲嘆ケアプログラムとしての価値がグリーフケアにはあるのだと思います。



私も昭和乙女世代ですから、だんだん歳を取るにつれ、弱気の虫が顔を出し始めた気がします。



変な宗教にハマらないためにも、きちんと安心できる心のケアの準備をしていきたいと思うのでした。