
以前、庭の外構工事を業者さんにお願いしたことがあります♪
とはいっても、小市民な家ですので、豪華な外構ってわけではなくて、庭に砂利を敷き詰めたり・・・程度なんですけどね。
この工事にきたのが熟年トリオのおじさん達だったのです。
なんとなく、業者さんって仕事からして若いガテン系の方々を想像しておりましたので、ちょっと意外でした。
大丈夫かな?なんていう失礼な不安をよそに順調に工事は進み、無事完成に至ったっていうわけです。
熟年世代だけあって、一仕事するときっちり休憩を取りながらの仕事ぶりは昭和乙女世代としても、参考になるところ大でした(笑)。
そして何よりもいいなって思ったのが
このトリオ、長年一緒に仕事をやってきたのでしょうね・・・
「〇〇ちゃん、いくよ」とか
「○○、次ね?」などと
掛け合いの息の合ったところがなんとも楽しげだったのですよ。
なんとなくですが、
定年まで一緒に長年仕事してきて、そのまま家で隠居するのもつまんないから、ペース落としてゆっくりみんなでやろうじゃないか♪
って感じでしょうか?
こんな感想を持ちつつ、しばし考え込んでしまったワタシ。
その胸に去来する想いは・・・
「私はかつて、こんなに楽しく仕事してたことがあったかしら?」
というすご~く根本的な疑問でした。
もちろん、それなりに仕事仲間もおりますが、サラリーマンの悲しさで転勤がありますから気心の知れた仲間とずっと仕事してたわけではないのです。
若い頃は、新しい職場にそれなりにワクワク感も持って臨んだのですが、ちょっとお疲れ昭和乙女世代ともなるとね・・・
なじみの職場仲間と和気藹々と仕事することのほうが、自分の仕事そのもののやりがいとかよりも価値ありそうな気がしてしまうのです。
いや、そもそも今の仕事って熟年になってもやりたい仕事なのか?と言われると実はちょっとツライ(笑)。
この年になってみてわかるのは、仕事よりも職場環境のほうが重要なんじゃないかってこと。
人の価値観って年齢や経験によって変わってもいいと思うのです。
なんだか、若い方には夢がない書き方かもしれませんけど、いい仲間に出会うってことがもしかすると、社会人の一番の価値観になるんじゃないかな。
仕事は頑張ってやってきたという自負はあるけど、いつまでも共にやっていきたい仲間はできなかったかも?
きっとそんな思いがあったから、熟年トリオのおじさんたちに羨ましいなって感じてしまったのでしょう。
いままで一生懸命にやってきたはずなのに、どこか報われない気がする・・・
どこかに空しさを感じてる自分がいる・・・
悲しいぞ、自分(涙)
と小さくつぶやいてみる、ちょっとしんみりの夜でした。