
コロナ禍でも!大学入試の季節到来ですね。
いままで長く続いたセンター試験が2020年度より変わるはずだったのに二次の筆記試験無しにする大学が現れたり、いったいどうなるのでしょう?
そもそも、
これからの入試は「考える力」を育てるものにしたいとか。
新聞で例が出ていましたが、理科の文章題で一部の文を英訳するとか科目縦断性ももたせたものなど想定されているようです。
うぅむ、確かに1つの問題で多角的に問えるってところはありますけど・・・これってどうなんですかね?
こういった考える融合問題は今だって進学校上位高ならある程度問題を与えればできるだろう、とは思います。
でも、大多数の高校生ができるもんでもなかろう、と。
誤解を恐れずにいいますが、大多数の普通の高校生はそんなに「考える受験問題」をする必要性はないのではないでしょうか。
いや、言い方を変えれば
私達日本人は全員、「考える受験」対応をする必要はないんじゃないかって思うのです。
私も含めてごく普通の小市民な日本人は、学校卒業後、ごく普通の会社に入ってごく普通の業務を淡々とこなして生活し、職業人生を終えるのですよ。
あたりまえに会社や工場など職場に行って、多少は考えるってこともあるでしょうけど基本はそんなに困難な業務をするわけでもなく、そして退社後はごく普通に食材やご馳走など買って帰る。
それで十分なんです。
考える力を必要とするのは最先端の研究をするとか、世界に進出する技術開発だとかでしょうけど、
それはわざわざ大学入試で「考える入試」などしなくても今のままで有名大学入学後に大学で始めればいいんでしょ?
だいたい、
高校時代に考える力とか、探究心を磨いて大学に来い(キリッ!)って、大学はじゃぁ、一体何をやるのさ?
それより、高校の教科書内容が多すぎるってNHKで特集してましたけど、そちらのほうを適正な量に戻したらいいのではないでしょうか。
一昔前には確か「生きる力」をつけるだとか言って。総合学習とか導入したけどその検証だって聞いてないし。
今度は「考える力」だ?
ホントにいじればいじるほど、日本の教育はダメになってくみたいな気がします、ホント。
まぁ、自分は昭和乙女世代なので大学入試には縁がありませんし、「考える力」連呼されてもへっちゃらなんですけどね(笑)。
ただ、これって現場の先生方は大変ですよね・・・
考える力を見る試験を作らなきゃならないんですから。
師が走る師走がすごく実感できた、ちょっとせわしない夜でした。