秋の夜長は、いろんな思い出がよみがえってくる季節でもあります。

ふと、腸炎で長期入院していた記憶が浮かんできたので、ご紹介しましょう。



 

急性出血性腸炎については、詳細は以前記事にしております。

今回は腸炎というより、入院ライフに関すること。

タイトルのとおり、病院のベッドについてです。

入院したことのある人ならわかると思いますが、

この病院のベッドってものすごく固いのですよ。


ま、入院するくらいですから、病状によっては汚物で汚れることも想定されるわけで、当然スプリング入りのベッドなんてわけにはいきません。

さっと汚れを落とせる&染み込まないような固いベッドが大半のはずです。

これが、長期入院となると思わぬ大敵となるのです。

 

私が入院してた6人部屋で、全員が2日目には全身の痛みを訴え、サロンパスなど湿布をもらってベッドに当たる部分に貼ってました。

はっきりいって、自分の病気よりもベッドの固さからくる体の痛みのほうが強烈でしたね。

なので、入院中はたっぷり寝なくちゃならない患者さんが実はよく寝れないってウソみたいなホントの話。

ですから、病室仲間は全員朝早起きでした・・・

っていうか、

体が痛くて朝まで横になっていられないのだよ。

最悪の夜は、うつぶせになってみたり、ベッドに座って朝が来るのを待ったりしたものです。

「明けない夜は無い」とか

「夜明け前が一番暗い」

っていうことわざが身に染みたのはこのときです。

退院するとき、皆が口にするのは

「今夜から痛くないベッドで眠れるから、体が休まる~♪」

ってセリフばかりでしたもん。

さすがに、病院のベッドでシモンズベッド導入せよ!なんてことは言いませんから、せめて体が痛くないようなものを考案してくれませんかね?

こんなに時代は進んでるってのに、いざ入院するとこんな原始的な困難が待ち構えてるのが現実の世の中なのです。

ね、入院したことのない人には信じられないようなことでしょ?

でも、今は最終的には病院で亡くなる人が多いといいますから、今病院のベッドに関係ない人だって、いづれはこのベッドの固さを実感する日がやってくる確率はかなり高そうです。


そうなってからでは、病院ライフは大変なのです。

病院から出られないから、お好みの体重分散マットなど入手できないし、

病魔と闘う前にベッドとの戦いに負けてしまいそう。

そしてその頃の自分は多分、高齢者ですよね・・・

高齢者っていうものは、どうしたって遠慮して「ベッドが痛い」なんて言えなくなっていくのです。

医学は日々進歩しているのに、患者の苦痛はなかなか改善されません。

私が今度、高齢者として入院する頃には、痛くない病院ベッドが導入されているといいな・・・

って思う、ちょっと弱気の夜でした。