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家の近くに、いつでも混んでいる道路があります。


その道路に平行に走る裏道道路はじつはけっこう空いているのですが、
自分は基本的にメジャーな通りを通るように生きてきました。


まぁ、車の運転には安全第一ですから、間違いないよね・・・
っていう安心感を重視していたんですね。


この「過去形」に気づいた方はおられますでしょうか?


そう、実は最近、あまりにメイン道路が混むので、裏道道路を通るようになったのです。


これが、全然ストレス度が違うんです。


地元の人しか知らないから基本混まないし、道路自体もきちんと舗装されてて
幅も十分。もちらん、信号機もばっちり完備です。


通る車も適度にあって(全く車が通らないのもちょっと怖いですよね)、快適そのもの。


そして、圧倒的に到着時間が短い!


裏道は危ないと決めつけていた、自分の思い込みって、何だったのかな?というくらい、新鮮な発見でした。


で、スイスイ運転しながら思ったのは


「お金持ちの人とか、一流の人ってこんな感じなんじゃないかな・・・」

っていうこと。


お金持ちが田舎道を車に乗ってるとかいうんじゃないですよ。


多分、普通の人は気づきもしない・あるいは気づいてても、よく知らないところは怖いetc..などの理由で通らない道を通っているんじゃないかということなんです。


ちょっと寂しいかもしれませんが、圧倒的に有利でライバルがいない道は、
かなり楽だと思いませんか?


昔、東京の大学に行った友人が


「芸大に受かる人って、3歳くらいからそれなりの画家とかバイオリンの先生とかについている人が多いって、先輩から聞いた。やっぱり、東京ってすごい;」

って言ってたのを思い出すんですね。


当時は、お金持ちはいいよね・・・ぐらいにしか思わなかったんですけど、
年齢を重ねた今、思うに


「お金持ちはやっぱり、お金の使い方がさすがだよね!」

ということ。


だって、画家とかバイオリンとかは圧倒的にやってる人少ないじゃないですか。


同学年の何万人もが受けるセンター試験に比べて、バイオリンやってる人は
少数ですから、同じトップクラスになるのもずっと楽ですよね。


そして、希少性のある特技は、そのまま稼げちゃうと思うんです。


もちろんプロの道は厳しいとは思いますが、大多数が参戦するセンター試験→いい大学→一流企業っていう超激烈な競争よりましでしょう。


それに、超激烈な競争を勝ち抜いても、雇われる立場なら大した裕福にはなれないですよね


ただ、ほとんどの人がそれに気づいていないだけなのです。

裏道を通りながらの考察は感慨深いものがあるのでした(笑)。