挑戦しなければ失敗はない。でも成功もない・・・今月14日放送の夢の扉で耳にしたちょっといい言葉です。

これは未来の宇宙旅客機開発に挑む九州工業大学の米本氏が述べた言葉。

米本氏は長年の夢である宇宙旅客機の開発の夢に向けて研究室の学生達と共に日々研究と実験を繰り返しています。

何度も墜落したり、発射に失敗したりで、まだ夢の途中です。

1年かけて作成した実験機の実験も最終的には失敗なんだけど、そのとき、

「やってみたから失敗したことがわかった。やらなければ失敗かどうかもわからない。失敗とわかったことが大きな一歩」

という言葉が印象に残りました。

私たちはやっぱり失敗したくない。
人生の大きな選択・・・進学・就職とか、結婚とかいろいろ迷います。

そして、就職でも結婚でも成功なのか失敗なのか自体、結果がわかるのに時間がかかります。

最終的に失敗(あるいは失敗に近い)と思ったとき、「自分の人生は失敗したよなぁ」とかむなしく感じてしまいがちです。

だけど、「やってみたから失敗したとわかった」なら、次の成功を求めてまたやってみればいいんですね。

失敗することが悪いんじゃない・・・っていうか、自分にはどうしようもないわけだから、そんなに落ち込む必要も無いわけです。

なんか、ストンと胸に理解がおさまったような気がします。
私も自分の人生、もっと違っていたらなぁと思う世代ですから(笑)


今の日本は一定の年齢ごとにきっちり進学、就職と進んでいきます。

でも、それが逆に「失敗したくない気持ち」をさらに強めて、みんな息苦しくなっているのではないでしょうか。

人生に失敗なんかない、今までが失敗なら次、成功しよ!っていうめげない空気こそが今の日本に必要なものかもしれません。