しばらくぶりに投信の含み益をチェックしてみることにしました。
コロナ禍で、一時はグッと下がった株価でしたが、いつの間にか戻ってきてますしね。
セゾン投信の中野社長が交代?
今、積み立て投資してるのはセゾン投信だけなので、サクッとログインして口座確認。
想像通り、かなり含み益も戻り、最高益ではないにせよ、積み立て投資6年目としてはまずまずの成果のようです。
で、ふとセゾン投信のニュースなどを見てたら、あれっ?
中野社長が代わるってホントですかぁ?
プレリリースを読んでみると、先日、総会?で受理されて中野社長は会長に、そして新社長と二人体制でセゾン投信第2ステージへ向けて・・・とのことのようです。
セゾン投信は第2ステージへ!
なんでも、中野氏が投信設立当初、目標としていた3000億円に資産総額が達したので、新しいステージに移行するんだとか。
セゾン投信は設立14年、私は途中6年ほど積み立てて現在に至るわけですが、当時も中野社長は「草食投資」を説いて全国を回って長期投資について熱く語りかけてきました。
書籍も多くて、書店に行けば中野氏の長期投資本が何冊もあって、投資初心者の私もよく購入して読んだものです。
セゾン投信立ち上げ物語が感動的
中でもお気にいりなのが、セゾン投信を立ち上げるまでの苦難の道ですね。
日本に長期投資を根付かせようと投資会社をセゾン系列で設立しようと思いついたのはいいが、当時は証券会社でないのに長期投資の投信なんて売れるわけがないという常識のせいで、何回も頓挫してしまいます。
中野氏も投資部門から本社に異動になったりして、そのまま大企業セゾンでのんびり人生を・・・という気にもなったけど、やはり思い切れずに当時の社長に直訴。
最終的に、周りは反対だったけど、社長が「10年後に認められるなら、今やろう」とgoサインを出してくれてセゾン投信は誕生したのでした。
これなんか、NHKのプロジェクトXで放送したら、セゾン投信口座開設数が一気に増えそうなドラマチックな展開ですよね。
リーマンショックを乗り越え、成長
誕生したセゾン投信も、すぐには順調にはいきません。
リーマンショックもあって、株価は下がり、中野社長も不安を抱きながらも共鳴してくれた顧客の言葉に励まされつつ、危機を乗り切っていきます。
まぁ、インデックス投信積み立てなので、7年も続けば含み益も積み上がって安定してくるのですが、そうはいっても、0から立ち上げた投信会社にとっては大変なことですよね。
ちょうど私が投信積み立てを始めてすぐの頃、運用資金1000億円突破、しばらくすると2000億円、加速度的にスピードアップしていつのまにか3000億円になってたんですね。
今、中野社長の夢が現実になった
そんなことを思い出しながらプレリリースを見ていると、中野社長が会長になり、後進に社長の座を譲る・・・一つの大きな夢の第一段階が完成したのだな、と改めて思います。
なんとなく、中野社長にはいつまでも長期投資を説きながら全国行脚してて欲しい・・・と思っていたので、社長引退はある意味ショックではあります。
が、彼の作った日本で最初の長期投資を目指した投信会社はこれからも続いていきます。雄大なロマンを見るようで、感慨深いものがありますね。
そして、またこれからの若い人にも、中野社長が若い頃やったような大きな冒険やプロジェクトにどんどん挑んで欲しいと思います。
ファーストペンギンはやっぱり偉いのです。
セゾン投信の今後と若い人の頑張りにエールを贈ってみる、梅雨空の午後でした。