夏休みもあと半月、子供達の夏休み宿題の定番、読書感想文に親子で頭を悩ます季節?到来ですね。
新聞で、読書感想文にたいするちょっといい言葉を見つけましたので、エール代わりにご紹介しましょう。
今日のタイトル
「本は読書感想文のために読むものではない」
これは元週間朝日編集長・NPO法人日本語検定委員会審議委員の川村次郎氏の言葉です。
読書は本の楽しさを知ることが基本の目的であると。
読書感想文は、一種の書評であって、書評のプロ丸谷才一氏も
「子供に読書感想文を強制するのは、子供を本嫌いにするだけ」
と手厳しく批判しているのです。
思えば、自分の小学生時代も、読書感想文は課題図書から選べということ
だったのですが、これがなんだかおもしろくないんですね。
嫌々読んだ、中国に疎開した少年題材の本が、つまらなすぎて記憶に残ってますが、やたら暗い!
宿題に忙しい夏休みの終わりに、少年少女の心にさらにダークな重いトラウマを与えていましたね。
みんな、同様だったらしく、ぱっとした感想文はその年、出ませんでしたが、
今なら読書感想用課題図書選定委員に物申す!!って声上げてもいいくらい、ダメダメな課題図書でした。
あ、いけない。つい古い怒りが爆発してしまって(笑)
こんな具合ですから、願わくは図書選定委員の皆さんには、難解なものとか文学的なものとか、指定しないでいただきたいですね。
せめて、楽しくおもしろく読んだ本の感想を書かせてあげたい・・・そう思う夏の日でした。