日本経営協会の調査で、派遣やアルバイトなど非正規で働く若者の6割が
「学生時代に戻れるなら、就職活動をやり直したい」と考えていることがわかりました。
非正規は正社員より能力を高める機会や給与の差があり、将来のキャリア設計が描けないからだそうです。(朝日新聞より)
調査した若者は大学や大学院を卒業して非正規で週30時間以上働く25~40歳の700人で、インターネットでおこなったものです。結果は
・「学生に戻って就職活動をやりなおしたい」と希望する人は431人で、
全体の61.6%。
・どちらともいえない:21.1%
・希望しない:17.3%
でした。
これって、今の若者に限らず、誰だって
「人生やり直せるものなら学生時代に戻りたい!今度こそはちゃんと頑張ってみせるから!」
っていうのは持ってるものではないでしょうか?
若者じゃない、私自身、
「やりなおせるものなら、こんな大学に行かなかったし、今の職種は絶対選ばない(怒)し、それに付き合う男だって・・・」
と延々と出てきます。
非正規・正規に関係なく、人は自分の経験をして初めて自分の適性とか自分の本質を知るのです。
やってみて、ぴったり合う場合もあれば、Oh、No!な場合もあるでしょう。
こればかりは、自分で人生というスケッチブックに絵筆をとりあえず下して書いてみなければホントのところはわからないのです。
問題は、やってみて、合わなかった場合。
日本は、終身雇用が半分溶けかかっている移行期ですので、途中の進路変更がすごくやりにくい国だと思うんですね。
もっと、人材の採用をフレキシブルにおおらかにやれるようになったら、
若者も、そうじゃない者も、トライ&エラーを繰り返す中で、自分の道を見つけていくことができるのではないでしょうか。
まぁ、そうは言っても、体制が変わるのには時間がかかりますので、
現在の我々には多分、間に合わない部分が大きいとは思います。
もういちど、やりなおせるものなら・・・
あなたはなにをどうしたいですか?